日本維新の会 北海道総支部で、札幌市議2人に離党勧告が出されましたが不服を申し立てているほか、支部に無効と主張する幹部がいるなど混乱が起きています。

 離党勧告が出されたのは、日本維新の会の札幌市議、坂元倫孝 市議と荒井勇雄 市議の2人です。

 坂元市議などによりますと、11月8日に支部から「大阪本部に匿名の通報があった」などと伝えられ、11月19日に離党勧告が手渡されました。

 勧告の理由は、坂元市議らが政治活動をまとめたチラシの印刷代や配布代について、2023年3月に支払ったにも関わらず実際に印刷し配布したのが年度をまたいだため、不適切で「党の名誉を傷つける行為に該当する」というものでした。

 札幌市では、政務活動費は年度内の執行が望ましいとされています。

 坂元市議らは「処分は重すぎる」などと不服を申し立てているほか、支部の小林悟副代表は「離党勧告は規約に定められた手続きを経ず、知らない間に出されていて無効だ」などと主張しています。

 小林副代表は「誰が主導したのか分かってないが出した人物を処分したい。党勢を縮小させる愚行だ」などと話していて、内部で混乱が続いています。

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