沖縄県洋菓子協会(諸見晃会長)は4日、歳末たすけあい運動の一環で、那覇市の専門学校大育と浦添市の琉球調理製菓専門学校の2カ所でクリスマスケーキ300個を製作した。県共同募金会と県社会福祉協議会を通じて県内の福祉施設に贈る。同協会によるケーキの寄贈は46年目。

 沖縄製粉が材料を提供。専門学校生がケーキ作りに取り組み、県内のパティシエらも協力した。学生らはスポンジにチョコレートクリームを塗り、サンタクロースのマジパンやろうそくなどを飾り付けた。

 専門学校大育1年の宮城莉(り)杏(あん)さん(19)は「飾り付けで一体感が出るように気を使った。きれいなケーキだと思ってもらえたらうれしい」と笑顔で話した。

 同協会の石川将一副会長は「子どもたちが喜ぶ姿が楽しみだ」と目を細めた。ケーキの贈呈式は5日、県総合福祉センターで行われる。(社会部・吉田光)

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