きょう11月5日は『津波防災の日』です。
呉市の小学校では南海トラフ地震を想定した津波避難訓練が行われました。
現在、校舎の建て替え工事が行われている呉市の港町小学校。
今年4月から海に近い仮設校舎に移転しました。
この学校ではこれまで土砂災害を想定した避難訓練が中心でしたが、5日は南海トラフ地震を想定した津波の避難訓練を初めて行いました。
児童たちは地震の揺れが収まったのを確認し教室を出ると非常階段を使って駆け足で避難。
そのままグラウンドへ向かいましたが…。
《警報》「大津波警報」
【呉市立港町小学校・畠藤晃校長】
「第2避難場所であるクレイトンベイホテルに避難します」
呉市では最大3.6メートルの津波が想定されていることから、より高い場所にあるホテルの3階を目指してふたたび避難します。
想定では津波の影響が起きるまでおよそ12分。
同じく訓練に参加した両城中学校の生徒と手を取り合いながら12分ちょうどで避難が完了しました。
【参加した児童】
「土砂災害よりは移動する時間を考えてすぐに移動しないといけないと思った」
【呉市立港町小学校・畠藤晃校長】
「災害はいつ起こるかわからないので、子どもたちが自分の命は自分で守る力をつけるために防災教育を進めていきたい」
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