11月から自転車の走行中の違反に対する罰則が厳罰化されます。
初日の取り締まりを取材しました。
多くの人でにぎわう夜の広島市中心部、その付近で…
【警察官】「止まってください」
警察が道行く自転車をとめて行っているのは…
【高橋徹記者】
「午前零時過ぎの平和公園です。今日から自転車の罰則が強化され、検問が行われています」
道路交通法の改正できょう11月1日から自転車走行中にスマートフォンで通話したり画面を見る「ながら」運転や、「酒気帯び運転」が厳罰化されます。
罰則の対象は14歳以上で、中学生も対象です。
【警察官】「ここに息をふきかけてください」
スマホのながら見は事故を起こすなど危険を生じさせた場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金。
酒気帯び運転は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されることになります。
【検挙された人は】
「厳罰化に対して法律が変わることは知らなかった。
(飲酒したら)乗らずに歩いて帰るべきだという意識の改革につながると思う」
およそ2時間の検問で、基準値以上のアルコールが検出され酒気帯び運転で検挙されたのが5件。
無灯火などでの指導・警告は、26件にのぼりました。
【広島中央警察署交通第二課・大野壮登課長】
「飲酒運転は判断を誤ったり運転が荒くなって交通事故につながる悪質なもの。罰則が適用されることで違反行為がなくなることが一番だと思う」
自転車は、ながらスマホや酒気帯び運転だけでなく、”イヤホン”をつけて乗るのも禁止されています。
【鈴木崇義記者】
「前から来るこちらの自転車の方、両耳にイヤホン、そして片手で傘を持っています」
”傘さし運転”も禁止されていますが…
【傘さし運転をしていた人】
Q:今日から自転車のルール変わるのはご存じですか?
「知らない」
Q:酒気帯びとか…。あとですね…
「傘!?」
Q:傘も(禁止)なんですよ。雨なので急遽さした?
「そうそう」
【鈴木崇義記者】
「注意を呼び掛けたのですが、片手に傘を持ってそのまま走り去っていきました…」
「知らなかった」では済まされない自転車のルール。
事故を起こさないために…自分の運転を今一度、見つめ直す必要があります。
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