ケアマネジャーが常駐し、気軽に介護や福祉の相談もできるカフェ「ROOTS CAFE(ルーツカフェ)」が1日、豊見城市豊見城にオープンする。カフェを運営するケアプランセンターROOTS(ルーツ)代表で、主任介護支援専門員の松川浩也さん(39)は「介護や介護保険について何でも、ゆんたくのように気軽に話せる場として利用してほしい」と述べ、「おいしくて頼りになるカフェ」を目指す。
落ち着いた雰囲気のカフェではコーヒーなどのドリンクや軽食、デザートを楽しめる。相談事があれば、7人のケアマネジャーが交代で対応する。
松川さんはケアマネジャーとして利用者と接する中で、「介護や介護保険について気軽に相談できる場所がない」との声を数多く聞いた。3年前にルーツを立ち上げた後、東京や大阪の介護相談ができるカフェを視察し、県内で運営の構想を温めてきた。
ルーツで管理者を務める主任介護支援専門員の金城翔太さん(38)も「介護保険は内容が難しく、役所などで話を聞くのはハードルが高いと思っている人が多い。保険が必要になる前に知識が得られると、スムーズに動ける」と話し、利用を呼びかけた。
2階のフリースペースは、子連れの利用やレンタルスペースとしての貸し出しを予定している。ゆくゆくは介護に限らず、企業や行政と連携したイベントも実施し、地域により開かれた場所にしたい考えだ。
カフェは午前10時~午後3時。11月のみ第2、4土曜日が休みで、12月からは第1、3土曜日が休み。
問い合わせは同カフェ、電話098(995)7666。(社会部・勝浦大輔)
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