電動キックスケーターなどのシェアサービス開始に伴い、普及と安全啓発で連携協定を結ぶ(左から)Luup社の岡井大輝社長、武内和久・北九州市長、高添博之・毎日新聞西部本社代表=北九州市小倉北区で2024年10月29日午前10時16分、上入来尚撮影

 電動キックスケーターや電動アシスト自転車のシェアサービス「LUUP」(ループ)を展開するLuup(東京)と北九州市、毎日新聞社の3者は29日、市内でのサービス開始を機に連携協定を結んだ。毎日新聞社は報道を通じて、電動キックスケーターなどの交通ルール、マナーの普及啓発に取り組む。

 北九州市役所で共同記者会見を開き、Luupの岡井大輝社長は「自治体やメディアの協力で、交通安全のルールや施策を世の中全体に周知させることができる」、武内和久市長は「サステナブル(持続可能)な街づくりにつながる。安全安心な利用を通じて街全体の活性化を目指したい」と期待した。毎日新聞西部本社(同市)の高添博之代表は「市民が事故なく使えるように周知徹底を図り、市の未来づくりに貢献したい」と語った。

 電動キックスケーターは2023年7月に施行された改正道路交通法で、最高時速20キロ以下などの一定基準を満たした車両が「特定小型原動機付自転車」と定められ、16歳以上は運転免許なしで乗れるようになった。【成松秋穂】

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