10月29日、仙台駅周辺で大規模な災害の際自宅に帰れなくなる「帰宅困難者」が多数集まる事態を想定した訓練が行われました。
開始前、参加者の一部は手足に重りをつけるなどの準備を行いました。高齢者や妊婦を疑似的に体験しながらその誘導や支援を確認するためです。
この訓練は東日本大震災の時、仙台駅で一時約1万1000人が帰宅できなくったことを教訓に、仙台市などが10年前から行っています。
訓練は最大震度6強の地震で公共交通機関が止まり、仙台駅周辺に帰宅困難者が押し寄せたという想定で行われました。約200人が参加し、一時滞在場所に指定されているホテルまで歩いて移動しました。
妊婦体験をした参加者
「動くだけでも大変だと感じたし、その人その人にあった対応や声掛けも大事だと感じた」
一時滞在場所のホテル運営会社
「多くの人に物事を伝えるのが難しかった。いかに有事の際に生かせるか?経験してよかった」
仙台市は駅周辺の施設やホテルなど25か所と協定を結び、1万1510人分の一時滞在場所を確保しています。
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