目前に迫った女川原発の再稼働、原発が立地する宮城県女川町の町民はどのように受け止めているのでしょう。「やむを得ない」という声もある一方で、安全対策などについて心配する声が聞かれました。
女川町民
「日本のエネルギー需要ひっ迫しているだから、やむを得ないところもある」
Q.電力に求めること
「安全対策能登半島地震でも崖崩れ起きて、通行止め孤立したから」
女川町民
「原発、再稼動…避難経路が女川町に住んでて心配だなって面がある」
「住民の安全が第一かなと」
「この13年間でいろんな修理とか、クリアしたのもあって、再稼動始めるから、私としては賛成と反対半々。共存共栄しかない。電力さんもそのための努力はしている」
村井知事は10月29日の定例会見で「非常に注目度は高い」と述べました。
宮城県 村井嘉浩知事
「私もこの間、視察してここまでやるのかと驚くほどの対応をしておりました。安全度は極めて高まったと思っておりますが、なお油断することなくしっかりと対応していただきたいと思っております」
行政が対応を担う「避難計画」については…。
宮城県 村井嘉浩知事
「紙の上だけで計画をいくら作ってもですね、本当にそれがいざという時に人が動いてくれるのか、物が動作がちゃんとするのかというのは、はっきり分かりませんので、これは訓練をしながらですね、常にブラッシュアップ、見直しを進めていくことが重要だと思っております」
石巻市の斎藤正美市長は…。
石巻市 斎藤正美市長
「私も先日視察させていただいております。安全対策が着実に進められていることはこの目で確認をさせていただきました。全ての皆さんに情報発信をしっかりと果たしていってほしいと、そのことを強く求めております。避難の実効性を高めるために今言ったようにこれ(再稼働)で終わりじゃなくて、地元に住んでいる方々と協議をしながらですね、市としても、最大限、県、国とも連携を図りながら、そのことについてもしっかりと取り組んでまいりたいと、そのように考えております」
また、女川町の須田善明町長は、29日夜の原子炉の起動後にコメントを発表することにしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。