2012年に福岡県久留米市の建設会社に手りゅう弾が投げ込まれた事件の初公判が開かれ、「道仁会」系の元組長の男が無罪を主張しました。
爆発物取締罰則違反などの罪に問われているのは、久留米市の指定暴力団「道仁会」系の元組長・竹田隆被告(74)です。
起訴状によりますと、竹田被告は2012年2月、当時配下の組員だった田中俊行被告(46)らと共謀して、久留米市の建設会社の窓ガラスを金属の棒のようなものでたたき割り、手りゅう弾を投げ込んだ罪に問われています。
手りゅう弾は爆発せず、ケガ人はいませんでした。
29日に福岡地裁で開かれた初公判で、竹田被告は「これは、ほんと関わっていません」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。
その後の冒頭陳述で、検察側は、建設会社の社長が当時、暴排運動の旗振り役を務めていたため、竹田被告が実行役の田中被告に犯行を指示したと指摘。
一方、弁護側は、別の組員が指示した可能性があると主張しました。
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