大石知事の政治資金などをめぐる問題で、県議会は知事本人や参考人などが出席した「集中審査」が始まりました。
3日間の日程で行われる県議会の「集中審査」には大石知事や後援会の元監査人など9人が出席します。
大石知事は2022年の知事選の際、9つの医療法人などからの286万円の寄付が、自民党の支部や県議の後援会を経由して知事の後援会にわたった「迂回献金疑惑」などが指摘されています。
出席した自民党の地域支部の会計責任者は、迂回献金について286万円を県議や知事の後援会の口座に移したことについて「選挙コンサルタントからの指示通りに作業した」「大石知事への寄付だと理解していた」と述べました。
吉村洋 県議
「会計としては(資金移動を)おかしいと思わなかったのか」
自民党長崎県長崎市第8支部 会計責任者
「選挙コンサルタントより指示を細かくされました。私も『違法性はないのか?』と念押ししました。コンサルは『絶対に違法ではないので心配要りませんよ』と言われた」
一方で医療法人に寄付を呼び掛けた県医師会の森崎正幸会長は、選挙コンサルタントの関与を否定しました。
森崎正幸 会長
「選挙コンサルタントにいろんな指示を受けたことは私はない。選挙のやり方は聞いた」
寄付については「大石知事のためではなく、知事選の選対本部のために呼びかけた」と強調しました。
29日は大石知事の後援会の元監査人などが出席します。
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