酒を飲んでバイクを運転し路線バスに追突したとして、兵庫県警は25日、阪神地域の警察署に勤務する男性巡査部長(39)を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で神戸地検明石支部に書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。
県警監察官室によると、巡査部長は7月16日、同僚と大阪市内で飲食後、自宅最寄り駅からバイクに乗り、兵庫県明石市内で路線バスに追突。バスは回送中で、運転手にけがはなかった。巡査部長は外傷性くも膜下出血や肩などの骨を折る重傷。事故当時の記憶は無いが「申し訳ない」と話しているという。
また、県警は、15歳の少女に現金を支払い、性行為をしたとして、阪神地域の警察署勤務の巡査部長(57)を停職6カ月の懲戒処分とし、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で書類送検。警察署に出入りする業者の女性に抱きついたなどとして西播地域の警察署勤務の警部補(61)を停職6カ月の懲戒処分、不同意わいせつ容疑で書類送検した。2人は10月25日付で依願退職した。
県警の正木博文監察官室長は「いずれの事案も警察官としてあるまじき行為であり、厳正に処分した」とコメントした。【柴山雄太】
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