記録的大雨で土砂崩れや床上浸水などの被害が発生した宮崎県延岡市。25日もボランティアによる復旧作業が行われました。
延岡市浦城町にはボランティア15人が訪れ、水に浸かって使えなくなった家具や家電を軽トラックで災害ごみの集積場まで運んだり、泥をかぶった台所を洗い流したりするなどの作業を行いました。
宮崎県によりますと、延岡市で住宅の全壊と一部損壊が合わせて3棟、延岡市や日南市などで床上・床下浸水合わせて229棟の被害が報告されています。延岡市の被災者の中にはホテルや親戚宅に身を寄せながら片付けをしている人もいるということです。
(被災した人)
「極端に言えば15分くらいで上がって来ました。」
「20数年前の水害の時は、ボランティアがいなかったので苦労したけど、今回はボランティアが来てくれて、重いものも運んでくれて助かっています。」
また浦城町では、土砂崩れで住宅が埋まり、この家に住む三輪弘美さん56歳の行方が分からなくなっています。
生存率が大きく低下する「災害発生から72時間」があす未明と迫る中、三輪さんの発見には至っておらず、自衛隊や警察、消防などおよそ150人による懸命の捜索が続いています。
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