関東地区で強盗事件が相次ぐ中、福岡市内でも、関東の各県で確認されているような不審な人物が目撃されているため、警察が注意を呼び掛けています。

早良警察署によりますと、10月11日、福岡市早良区百道1丁目の戸建て住宅に、通信業者を名乗る男が訪れ、「電柱から線を引く工事をするので近くを回っている」などと言って工事を装い、「いつ留守にするのか?」「車はいつ使うのか?」などと、住人が不在にする状況を聞き出そうとしました。住人が社員証の提示を求めたところ、「ない」と断られたということです。

このほか、10月17日にかけて、福岡市内の早良警察署管内では、数カ所の戸建て住宅で同様の不審な男が目撃されていて、中には男を家に上げてしまったところもあるということです。

不審な男は黒色や紺色の服を着て、手にはバインダーやタブレットを持ち、年齢は20~40代くらいとみられていて、同一人物かどうかは分かっていません。

もし不審な人物が自宅を訪問してきた場合、早良警察署では以下のように注意を呼び掛けています。

●身分証等を必ず確認し、相手が名乗った事業所に確認しましょう。
●安易に他人に個人情報を話さないようにしましょう。
●身に危険を感じたら、すぐ110番通報しましょう。
(情報提供先:早良警察署 電話:092-847-0110)

8月下旬以降、神奈川県、千葉県、埼玉県、東京都では闇バイトが関連しているとみられる強盗事件が相次いでいます。

このうち横浜市で16日に発覚した緊縛強盗殺人事件では、発覚の数日前に現場付近で「水道の点検をしたい」と業者を装って住宅に入ろうとする不審な人物が目撃されています。

また埼玉県や千葉県では、住宅の固定電話に住所や家族構成資産状況などを確認するような不審な電話が多数かかってきていて、警察が注意を呼び掛けています。

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