「銀行に行かなくてもカードで手続きできるシステムできた」。愛媛県内の実在する金融機関などの職員を名乗る男から松山市内の女性がウソをつかれ、現金175万円をだまし取られました。警察が被害届を15日に受け特殊詐欺事件として捜査しています。
被害にあったのは、松山市内に住むパート従業員の女性(60代)です。
警察によりますと、女性は10月11日に市役所の職員を名乗る男から固定電話で「保険料の払戻金がある」などとウソをつかれました。このあと県内の実在する金融機関の職員を名乗る男から電話がかかり、「銀行に行かなくてもキャッシュカードで簡単に手続きできるシステムができた」とのウソを信じて、市内のスーパーに行って指示通りにATMを操作。現金175万円を指定された口座に振り込みだまし取られました。
女性は振り込んだあと不審に思って金融機関に連絡し、だまされたことが判明しました。
警察は特殊詐欺事件として捜査していて、自治体や金融機関の職員が電話でATMの操作を依頼することはないと呼びかけています。
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