黒っぽいオスは「こくとう」、白っぽいメスは「ゆきしお」―。沖縄県名護市のネオパークオキナワで14日、コアリクイ2匹の命名式があり、沖縄らしさ全開のネーミングに決まった。名付け親になった浦崎絵戸(えこ)さん(19)=宜野湾市=は「健やかに育って、みんなを笑顔にしてほしい」と喜んでいる。

名前が決まったコアリクイの「ゆきしお」(左)と「こくとう」=14日、名護市のネオパークオキナワ(提供)

 2匹はネオパークの国際種保存研究センター(希少種の森)で展示されており、名前の募集に136件が寄せられた。

 コアリクイは南アフリカ北部の森林やサバンナに生息する。樹上や地上で過ごし、40センチほどある細長い舌を使ってアリやハチを食べる。夜行性のため昼は寝ていることが多い。

 動物管理部の國枝桃夏さんは「こくとうとゆきしおは仲が良く、昼はよく寄り添って寝ている。手と尻尾を器用に使って木に登る姿を見られたらラッキーです」と話した。(北部報道部・松田駿太)

コアリクイの名付け親となった浦崎絵戸さん

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