京都府八幡市の畑から、京都のブランド野菜「九条ねぎ」およそ150キロを盗んだ疑いで同業者の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、京都市伏見区に住む「九条ねぎ」生産者の菊地玄容疑者(35)です。

菊地容疑者は、9月19日午後3時ごろから20日午前7時半ごろまでの間に、京都府八幡市にあるねぎ畑で栽培されていた九条ねぎおよそ150キロ(時価およそ10万5000円)を盗んだ疑いが持たれています。

警察によると収穫直前のねぎが根元から刈り取られていたということです。

畑を所有する男性が、「ねぎを盗まれた」と警察に通報し、事態が発覚。
警察が防犯カメラの映像などから菊地容疑者を割り出し逮捕に至ったということです。

■「身に覚えがない」逮捕の同業者は容疑否認

調べに対し、菊地容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。

八幡市内ではことしに入って九条ねぎが盗まれる被害がこのほかに2件発生しているということで、警察は余罪についても調べています。

■既に別の同業者逮捕 京都で相次ぐ「ネギ泥棒」関連捜査

九条ねぎの盗難を巡っては、八幡市に隣接する久御山町の畑から九条ねぎおよそ216キロ(時価およそ19万円)を盗んだ疑いで菊地容疑者とは別の九条ねぎ生産者の男が既に逮捕されています。

また、宇治市でも同様の被害が発生するなど、京都府南部の広域で「九条ねぎ」が盗まれていることから、警察は関連を調べています。

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