2022年、北海道知床沖で観光船が沈没した事故で業務上過失致死の罪で、起訴された運航会社の社長が10月11日午後、保釈されました。

 保釈金は1000万円だということです。

 「いま桂田精一被告が釧路刑務支所から出てきました」(沼田 海征記者)

 11日午後、保釈された知床遊覧船の社長、桂田精一被告。

 報道陣のカメラに向かって10秒ほど深々と頭を下げました。その後、車に向かって歩き出すタイミングで…

 「ご遺族に何か一言ないですか?」

 報道陣から声がかかりましたが、無言の桂田被告。そのまま迎えの車に乗り込みました。保釈金は1000万円だということです。

 桂田被告は2022年4月、知床沖で起きた観光船「KAZU1」の沈没事故で、運航管理者としての注意義務を怠り、乗客・乗員26人を死亡させたとして業務上過失致死の罪で起訴されました。

 弁護士を通しコメントを出した桂田被告は…。

 「法人代表者としてこれからも謝罪と償いを続けていく所存です。刑事裁判の場では、私個人の認識や記憶していることをきちんと申し述べたいと思います」(桂田被告)

 関係者によりますと、桂田被告は起訴内容を否認しているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。