カメラに向かって牙をむき、威嚇する動きを見せる1匹のサル。
連日、目撃されている左手の一部がないサルです。

10日午前9時50分ごろ、東京・府中市の府中市郷土の森博物館の敷地内で撮影された映像です。

西武多摩川線の是政駅近くで線路の上を歩いていたというサル。
その後、府中市の多摩川沿いで目撃情報が相次いだことから、取材班も現場へ。

近隣住民:
心配ですよね。サルとなると、引っかかれたりしたら、どんなこと(があるか)分からない。相手がサルじゃ…。

目撃情報があった辺りで取材を続けたところ…。

サルを目撃した人:
あそこにいたっすよ、校庭の中、校庭の中。普通の動物園で見るようなサル。(Q. エサを探していた?)いやしてない。逃げてる感じでしたよ、人から。

午前11時ごろ、府中市内の小学校の校庭でサルを見たといいます。

そして午後1時ごろ、今度は国立市の多摩川沿いにある会社敷地内でスルスルと移動するサルの姿が撮影されました。

左手の一部がないこと以外特に変わった様子はなかったといいます。

9日、FNNのカメラがサルの姿を捉えたのは午後5時半ごろのことでした。

急いで現場に向かうと、神社の石垣に座りくつろぐサルを発見。
サルはきょろきょろと辺りを見回すと、隣の塀にピョン!
カメラから逃げるように駐車場の中に入っていきます。

そして、住宅の間の細い道を抜けると、足跡を残しながら畑を横断。
さらに、物置の屋根から奥に下りると、再び姿を消しました。

連日相次いで目撃されている左手の一部がないサル。

9日は朝、小金井市の小学校に始まり、雑木林や公園などで目撃されながら徐々に南下。
最後に目撃されたのは、府中市の押立町でした。

そして、10日午前7時過ぎ、最初の目撃情報があったのも9日に最後に姿を見せた押立町でした。
その後、線路を歩く姿が目撃されたサルは多摩川沿いを行ったり来たり。
同じエリアを移動していました。
多摩川を渡れる場所を探していたのでしょうか。

警視庁は、サルを見かけても近づかないよう注意を呼びかけています。

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