秋田県職員の男が便宜を図った見返りに横手市の業者から金を受け取ったとして逮捕・送検された贈収賄事件で、警察がほかの業務でもあっせん行為があったとみて捜査していることが新たに分かった。

この事件は、県秋田地域振興局建設部保全・環境課に所属していた三浦学容疑者(49)が、2023年7月の記録的大雨で冠水した秋田中央道路トンネルの排水業務を、横手市の土木建築会社「クラフト」が請け負うよう便宜を図った見返りに現金100万円を受け取ったもの。

三浦容疑者は収賄の疑いで、クラフトの取締役・小松谷行義容疑者(51)は贈賄の疑いで逮捕・送検されている。

クラフトは、このほかの大雨復旧事業のうち道路の土砂を片付ける作業などを請け負っていて、警察はこの業務でもあっせん行為があったとみて捜査していることが分かった。

なお、三浦容疑者は8月に、男鹿市の目黒林業の元社長と同様のやり取りをした別の贈収賄事件でも逮捕・起訴されている。

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