元日の能登地震で石川県羽咋(はくい)市と志賀(しか)町、穴水町は9日、災害関連死として答申されていた計11人を正式に関連死と認定した。家屋の倒壊などが死因となる直接死と合わせると、地震による死者数は計412人、うち関連死は185人(石川県181人、新潟県2人、富山県2人)となった。このほか、石川県に行方不明者が3人いる。
今回、関連死と認定された11人のうち、年代が公表されたのは9人。いずれも70歳以上の高齢者だった。 穴水町の80代の女性は老人保健施設で被災し、介護の体制が限定的になったことや、断水の中での生活を強いられたことなどにより心身に大きな負担がかかった結果、体力が落ち死亡した。同町の80代の男性は自宅で被災し、約50日に及ぶ避難所での生活の中で新型コロナウイルスに感染。肺炎を発症し体力が衰えて亡くなった。【伝田賢史】
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