大阪府警本部=大阪市中央区

知人男性の脚に鋼球を撃ち込んで殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で男2人が逮捕された事件で、大阪府警が2人の関係先から「スリングピストル」と呼ばれるゴム製の道具を押収していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。府警は事件にこの道具が使われたとみて、殺傷能力などを詳しく調べる方針。

逮捕されたのは、大阪市東淀川区の職業不詳、高江洲(たかえす)健二容疑者(42)ら。

捜査関係者によると、スリングピストルはゴム製の袋の中に球を詰め、ゴムを引っ張りはじき出すことで球を発射する仕組み。大阪府の青少年健全育成条例でバタフライナイフなどと同様に有害玩具(がんぐ)に指定されており、18歳未満への販売や貸し出しも禁止されている。

被害者の男性の脚には直径6ミリの鋼球が数センチの深さで撃ち込まれていたことから、府警は何らかの道具が使われたとみて調べていた。

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