「台風17号」と「台風18号」。気になる2つの台風の動きを、気象予報士の浅田麻美さんが解説します。

【浅田麻美 気象予報士】「過去には一番遅い台風の記録で11月末に上陸というものもあったので、まだこの先も台風への注意や警戒が必要な期間となります。現在発生している台風17号と18号、まずざっくりお伝えすると、西日本では直接の大きな影響はないかと思います」

【浅田麻美 気象予報士】「まず東側の17号。この後、1日午後にも東日本の東の海上を進んでいき、2日正午には北海道の東の海上で温帯低気圧へと変わる見通しです」

「西側の18号は現在『猛烈な勢力』です。台風は風の強さによって『強い』『非常に強い』『猛烈な』とランク分けされていて、一番上の猛烈な勢力になっています。この後、台湾に直撃する見通しで、その後、進路を西寄りに変えて大陸の方へと進んでいく見立てになっています」

台風が来ているので暖かくじめじめした空気を連れてきているはずですが、1日朝の東京では肌寒い感じだったといいます。

【浅田麻美 気象予報士】「全体的に見ると温かい空気が入ってきているのですが、台風の周りは上から見ると時計と反対方向に風が吹いているので、関東地方では北東の方向から比較的涼しい風も吹いている状況です」

「17号は、この後、関東地方でも直撃はなさそうですが、特に千葉県内など沿岸部の地域では雨や風そして波への影響が出てくる見通しです。
18号は日本に直撃しない見通しではありますが、かなり発達している台風ですので、沖縄本島の方では3日~4日にかけて雨や風の影響が出てくる恐れがあります」

■西日本の広い範囲で晴れて気温が上昇

【浅田麻美 気象予報士】「雨雲を見ていただくと、西日本の方に全然雲がないです。西日本の広い範囲で晴れて気温が上がっています。名古屋は1日午後1時半で31.7度、平年だったら名古屋の最高気温は26度くらいなので、いつもの年に比べて5度ぐらい気温が高くなっています」

【浅田麻美 気象予報士】「この先、気温の差が大きくなりそうなので気をつけてほしいです。2日、西の方の地域からだんだんと雨が降ってくる見通しで、2日に福岡が最高気温22度になる予想。福岡の方は2日は長袖の方がいいかと思います。ただ晴れる地域、大阪や名古屋では2日もまだ30度以上の予想なので、こちらは半袖かなといったところです」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!2024年10月1日放送)

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