能登半島地震の被災地を襲った記録的豪雨で、25日新たに3人の死亡が確認されこれで犠牲者は11人となりました。

記録的豪雨から5日、25日も懸命な捜索活動は続き川の氾濫で住宅4棟が流され     輪島市の久手川町(ふてがわまち)では土砂などに埋もれていた高齢女性が発見されました。女性はその場で死亡が確認されました。現場では行方不明となっている井角祐子(いかどゆうこ)さんの夫が取材に応じました。

井角隆さん:
私には(消防から)連絡なかったけど娘がこちらに来ていて見つけたって連絡があった。(身元は)警察が判断するという話なので…(今月)22日、23日には孫が来る予定だった。大雨のあとに来る予定だった。料理をふるまうのを楽しみにしていたんですけど…

久手川町(ふてがわまち)では、ほかにも中学3年生の喜三翼音(きそはのん)さんなどの行方が分からないままとなっています。また珠洲市・垂水の滝(たるみのたき)付近にある海岸沿いの岩場で、25日午後1時ごろ富山県の防災ヘリコプターが  心肺停止の状態で人を発見し、約1時間45分後に救出されましたが、その後死亡が確認されました。年代や性別は分かっていません。

さらに25日午後3時15分ごろ輪島市の塚田川(つかだがわ)の河口から東に1キロほどにある海岸で消防のヘリコプターが心肺停止状態の男性を発見し、その後死亡が確認されました。

これで今回の豪雨で亡くなった人は、合わせて11人となりました。

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