山形市に住む60代の男性が、SNSで知り合った女とのやりとりをきっかけに「SNS型ロマンス詐欺」の被害にあい、約6300万円をだまし取られた。警察はSNSでのもうけ話は詐欺を疑うよう呼びかけている。
警察によると、ことし5月中旬、山形市に住む60代の男性がフェイスブックで知り合った女とのやりとりをきっかけに、別の人物から投資話を持ちかけられた。
利益が出ると信じた男性は、金の投資名目やほかの名目でも振り込むよう指示され、5月~7月の間に8回にわたり計6310万円を振り込んだ。
その後、「投資の運用で得た利益に税金がかかる」などと言われたことで男性は不審に思い、警察に相談して被害に気付いたという。
被害額の6310万円はことし県内で起きた詐欺事件での最高額。
このようなSNSなどでやりとりして信用させるのは「SNS型ロマンス詐欺」で、県内ではこのほかにも今週に入って2件の被害が確認されている。
山形市に住む30代の男性が1084万円、寒河江市に住む40代の男性が310万円をだまし取られた。
警察は、SNSで知り合った人からの投資話は詐欺を疑うこと、「必ずもうかる」は信じないことなど、注意を呼びかけている。
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