繭玉状に包まれたコカイン。警視庁は、容疑者が飲み込んだまま密輸しようとしたとみている=警視庁提供

 繭玉状に包んだコカインを飲み込んで密輸しようとしたとして、警視庁薬物銃器対策課などは4日、仙台市太白区長町南3の職業不詳、小林涼容疑者(28)を麻薬取締法違反(営利目的輸入)と関税法違反(密輸未遂)の疑いで逮捕したと発表した。「体の中にコカインがあったとは知りませんでした」と否認しているという。

 警視庁によると、小林容疑者はコカイン約265グラム(末端価格約662万円)をゴムのようなもので包み、53袋に小分けにして飲み込んでいたとみられる。カナダから航空機で羽田空港に到着した際、小林容疑者が「トイレに行きたい」と訴えたため、税関職員が付き添い、体内から繭玉状の袋が見つかったという。

 逮捕容疑は8月26日、コカイン約5グラム(末端価格約12万円)を飲み込んで、カナダから営利目的で密輸しようとしたとしている。【森田采花】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。