福岡県警は3日、福岡市に住む70代男性がSNSを使った投資詐欺の被害に遭い、計約1億8000万円をだまし取られたと明らかにしました。
中央警察署によりますと、今年3月、福岡市中央区の70代男性は、インターネット上の投資に関する広告を経由して、女性名義のSNSアカウントを使用する「A」と知り合い、投資グループに招待されました。
男性は、このグループ内で男性名義のSNSアカウントを使用する案内役の「B」から架空とみられる投資サイトを紹介され、指示に従い銀行口座などを開設しました。
案内役から「タイミングを間違えなければ必ず利益が出る」などと言われ、男性は4月にまず300万円を入金しました。
この直後、投資サイト上では利益が出たことから、男性は出金しようと考えましたが、案内役から「サイト管理費が必要」「出金には税金が必要」などと言われ、4月から8月までの間、計35回にわたり、指示された口座に合計1億8000万円を振り込みました。
その後、インターネット上のニュースで似た手口の詐欺が発生したとの記事を読み、自身も被害に遭っていることに気付いたということです。
警察は
・SNSでの投資話は詐欺の可能性がある
・面識のない人にお金を振り込んではいけない
と注意を呼び掛けています。
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