熊本市の路面電車・熊本市電で2日、電停発車直後の車両のドアが一時開くトラブルがあった。市交通局が発表した。けが人などはなかった。熊本市電では運行トラブルが続いており、2024年に入り11件目となる。
市交通局によると、同日午前7時35分ごろ、健軍町発田崎橋行き8501号車(1両、乗客約70人)が中央区の新水前寺駅前電停を発車。直後に乗客1人が車両中央のドアの前のステップに下りた際、ブザーが鳴りドアが開いた。運転士がブレーキをかけ、約40センチ移動して停止した。当時はほぼ満員状態だった。車両は乗客の安全確認後、運転を再開した。
ステップには駆け込み客がドアに挟まれるのを防ぐため、踏むとドアが開くマット状のスイッチがある。通常、走行中は作動しないが何らかの不具合で反応したとみられる。【中村敦茂】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。