非常に強い勢力の台風10号。

暴風域に入っている鹿児島県の奄美大島から、鹿児島テレビ・麓伊賀久記者が中継でお伝えします。

奄美大島では、27日朝から断続的に強い風と雨が降っていて、時折、ゴーという音とともに大きな木が揺れる様子が確認できます。

この台風10号の接近に伴い、奄美大島を含む鹿児島県内では、全域で27日夜から28日の夜にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、午後6時50分現在、4つの自治体に避難指示が出されています。

奄美大島の隣にある喜界島では、これまでに42.7メートルの最大瞬間風速が観測されたほか、奄美市の名瀬でも27.5メートルを観測しました。

九州電力によりますと、午後5時現在で奄美地方では約4500戸が停電しているほか、島内のスーパーでは船便の欠航によって一部で品薄となっていて、住民生活にも影響が出ています。

奄美大島が台風の暴風域を抜けるのは28日昼過ぎの見込みで、引き続き警戒が必要です。

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