長野県教育委員会は27日、生徒369人分の個人情報が保存されたUSBメモリーを紛失したとして、中信地方の高校の男性校長(57)を戒告処分としました。

戒告処分となったのは、中信地方の高校の男性校長(57)です。

県教委によりますと、男性校長は2022年、教頭として勤務していた学校で、私用のUSBメモリーに生徒の氏名や生年月日、保護者名、住所など369人分の個人情報と、130人分の英語のテストの結果を保存し、緊急業務の対応のため校外に持ち出した際に紛失したということです。

今年6月に県教委あてに「拾ったUSBメモリーに県立高校の生徒などの個人情報を含むデータが保存されている」などと書かれた匿名の封書が届き、発覚しました。その後、壊されたUBSメモリーが入った封書が再び届き、添えられた手紙には「内容は他言していない」などと書かれていました。

県教委によりますと、USBメモリーを拾った人以外に、これまでに個人情報の流出は確認されていないということです。

私用のUSBメモリーを使う場合は、校長の許可と、パスワードの設定が必要でしたが、男性校長はどちらもしていませんでした。

男性校長は「深く反省している。今後、二度と繰り返さない」などと話しているということです。

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