自身の職員に対するパワーハラスメントの調査結果を受けて、秋田県鹿角市の関 厚市長は26日、一部を認め「つらい思いをした職員に心よりおわびする」と謝罪した。

鹿角市は、「関市長の言動がパワハラを疑う発言だった」と市の幹部職員が話したため、7月に職員を対象に実態を調査した。3割ほどがパワハラを「受けた」あるいは「見た」と回答したことが分かり、報告書には「俺の言うことを聞かないやつは懲戒免職にしてやる」など、脅すような発言もあったと記されている。

26日に開かれた定例の記者会見で関市長は「このような事態を招いたことを市民の皆さまに深くおわびするとともに、この報告を真摯に受け止め、深く反省し、職場としてのハラスメント防止対策に全力で取り組んでまいります。つらい思いをした職員には改めておわびします」と頭を下げた。

関市長は加えて「厳しく指摘することがあり、言動に問題があった」と謝罪した。

一方で、報告書に記された脅しのような発言については、一部を認めつつも「趣旨が違ったり抜き取られたりしている」と話した。

関市長は今後、自ら研修を受講するなどハラスメント防止に努めるとしている。

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