暴行を受けて大けがをした男性を車内に放置し死亡させたとして、愛知県警捜査1課と南署は11日、名古屋市南区汐田町、塗装工、鈴木信裕容疑者(50)ら4人を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
他に逮捕されたのは、飲食店経営、和田宏隆(51)=同区▽会社員、近藤隆行(47)=同区▽無職、大森慎也(32)=名古屋市中川区――の3容疑者。
逮捕容疑は2月22日午後11時50分ごろ~23日午前0時10分ごろ、同市南区の駐車場に停車していた車の後部座席に、暴行を受け顔や頭に大けがをしていた同市中川区の塗装工、大塚正人さん(51)を放置したとしている。大塚さんは出血性ショックで死亡。車は大塚さんが所有していた。
大塚さんと鈴木容疑者は同じ工事現場で働いており、5人は2月22日夜、同じ飲食店で飲酒していたという。県警は5人の間に何らかのトラブルがあり、逮捕された4人から大塚さんが暴行を受けた可能性があるとみて調べている。【塚本紘平】
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