「横断あり」の文字が点灯する表示板が設置された横断歩道を渡る子供たち=滋賀県近江八幡市出町で2024年4月11日午後2時47分、菊池真由撮影

 横断歩道で車に一時停止してもらおうと、歩行者を感知して警告が点灯する表示板を滋賀県の近江八幡地区交通安全協会が設置し11日、点灯式があった。

 表示板はJR近江八幡駅前の交差点(近江八幡市鷹飼町)とさくらっこ保育園前の横断歩道(同市出町)の2カ所に設置され、県内初。全国でも埼玉県、宮崎県に次いで3番目の設置となる。横断歩道の前や周辺に歩行者が立つとセンサーが感知し、「横断あり」という青色の文字が点灯。ドライバーに一時停止を促す仕組みとなっている。

 保育園前の横断歩道では停止しない車が多く、「子供たちの安全が心配」と同協会に相談していた櫛田孝子園長(73)は「設置してくれて本当にうれしい。特に子供たちや高齢者が横断するときは、ドライバーは安全運転を心掛けてほしい」。協会副会長の上阪広子さんは「近江八幡市管内で死亡事故ゼロを目指したい」と話した。【菊池真由】

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