12日午前、天皇、皇后両陛下が能登半島地震の被災地を見舞われるために羽田空港で搭乗した特別機で、エンジントラブルが見つかった。両陛下はいったん特別機を降り、予備機に乗り換えて約1時間遅れで石川県の能登空港に向けて出発した。
両陛下は日帰りで穴水町と能登町を訪ねる。3月22日に輪島市と珠洲(すず)市を回っており、被災地訪問は2回目。
宮内庁によると、両陛下は発災直後から今も、厳しい環境に置かれた被災者を案じている。奥能登地域を2回に分けて訪問するのは、深刻な被災状況を踏まえて訪問先や方法を県と調整した結果という。
穴水、能登両町は元日の地震で震度6強を観測。能登町では津波が4・7メートルに達した地域もあった。石川県によると、奥能登の一部地域などでは今も断水が続いている。【山田奈緒】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。