神奈川・鎌倉市の由比ケ浜。
15日午前8時前、海には多くのサーファーの姿がありました。
波が来るたびにボードの上に立ってサーフィン。
その波は次第に変化しつつありました。
サーファー：
どんどん（台風が）近づいてくるって言っていたので、ちょっと海水浴も危ないのかな。サーフィンも（波が）大きくなっちゃうと気をつけた方がいいのかな。
普段は穏やかな海も、台風の接近で波が大きくなり、16日は危険な状態となります。
関東に迫る台風7号は15日、強い勢力に発達しました。
台風が近づいている伊豆諸島の八丈島。
14日は遊泳注意の黄色い旗がたっていましたが、15日は遊泳禁止の赤い旗に変わっていました。
14日は多くの海水浴客の姿が見られましたが、15日は白波が立ち遊泳禁止となりました。
台風の接近に伴い、多くの観光客でごった返していたのが島のフェリー乗り場です。
男性：
きょう飛行機で帰る予定だったんですけど、欠航になって急きょ船で帰ります。（きのうまで）良い天気で台風が来るとは思わないような天気。
夕方発の飛行機が欠航になった影響で、フェリーに変更した乗客が多くみられました。
男の子：
（台風がくるが？）台風が来る前に帰れて良かったなって。
観光地などからの帰りの足に早くも影響を及ぼしている台風7号。
特に警戒が呼びかけられているのが、千葉県の房総半島です。
千葉・南房総市にある南千倉海水浴場。
台風接近を前に駆け込みで海水浴を楽しむ親子連れの姿が目につきました。
海水浴客は「きょうたまたま休みが取れた。きょう遊泳禁止だったらどうしようかなと思ってた」「朝来たときよりも2、3時間でどんどん波が強くなっていた。台風近づいてるなって」と話し、海の様子から台風が迫りつつあることを感じていました。
気象庁の予報では、千葉県の沿岸部では16日、最大で高さ10メートルの波が予想されています。
沿岸部のホテルは、お盆休みで部屋はほぼ満室でしたが、台風の接近に伴いキャンセルが相次いでいました。
15日は7件、16日は30件近くの予約がキャンセルになったといいます。
一方で、台風への備えも進められていました。
台風に向けて災害備蓄用と書かれた水が用意され、オーシャンビューの客室にあるテラスのテーブルも、風で飛ばされないようひっくり返してありました。
16日の午後に台風7号が最も接近する恐れのある千葉・銚子市。
港では、漁船を陸にあげロープで固定するなどの台風対策が急がれていました。
男性：
これだけのロープとチェーンで止まっていれば問題ないと思う。
関東では16日の朝から影響が出始める見通しの台風7号。
最も接近する際には、非常に強い勢力に発達し、中心付近では最大瞬間風速60メートル。
早めの備えと慎重な行動が求められます。
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