気象庁=東京都港区虎ノ門3で、黒川晋史撮影

 宮崎県沖の日向灘で起きた地震を受けて発表されていた南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の呼び掛け期間が、15日午後5時で終了した。最大震度6弱を記録した8日の地震から1週間が経過し、地震活動などに特異な変化はみられなかった。通常の態勢に戻るが、気象庁は日ごろからの備えを継続するよう求めている。

政府が呼び掛ける防災対応

 8日午後4時42分ごろに日向灘を震源とするマグニチュード7・1の地震が起き、宮崎県では最大震度6弱を観測した。気象庁は、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震が発生する可能性が相対的に高まっているとして、初めて臨時情報を発表。茨城県から沖縄県にかけての29都府県の707市町村に対し、避難する場所や経路、備蓄などの備えを再確認し、1週間は揺れを感じたらすぐ避難できる準備をするよう呼び掛けていた。【島袋太輔】

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