埼玉・川口市の住宅街で、早朝から他人の家のものを盗む女の姿が目撃されました。

被害に遭った住人自らが、確保した一部始終をカメラに収めていました。

5日、1人の女が犬を連れて現れました。

散歩しているかと思いきや、なぜか住宅にある花壇のほうへ向かいます。

すると、植え込みに手を突っ込み何かをもぎ取りました。

被害にあった住人によると、女が取ったのは栽培しているキュウリとナス。「頭にきていたのでカメラを設置して捕まえてやろうとしていた」といいます。

丹精込めて育てたキュウリなどをためらいなく持ち去る野菜泥棒。
被害者によると、同じ女とみられる犯行は約1カ月前からあったといいます。

最初は人目を気にするよう慎重に盗んでいましたが、その4日後には腕を上に伸ばし、ナスとみられる野菜を勝手に収穫。

ところが、かばんに若干の余裕があったのか、戻ってもう一度もぎ取りました。

その後も現れ続けた犬を連れた人物は、旬の野菜を大胆にとっていきます。

被害にあった人:
もう本当に許せない。野菜を取ったのを確認したら、玄関を出て(捕まえる)。

幾度となく現れる野菜泥棒。
住人は犯行の瞬間を押さえようと、今まさに盗まれた映像をスマホで確認し、女に直撃しました。

被害にあった人:
おはようございまーす!何で声かけられたのか分かってるね。

女:
ええ、すみません。ごめんなさい。

被害にあった人:
ごめんなさいじゃない。待ってて(警察)呼ぶから。

間もなく警察が駆け付けました。

住人によると女は80歳。
野菜を盗んだことを認め、「出来心だった」などと話したということです。

被害にあった人:
捕まって本当に安心した。数時間後に警察から「盗まれたナスを返却する」と。

警察は、窃盗の疑いで捜査を進めると共に、女に余罪があるかも含めて調べを続けています。

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