2024年6月 従業員の男性に暴行を加えた疑いで逮捕された会社役員の男が、川に飛び込むよう男性に指示し死亡させたとして重過失致死の疑いで再逮捕されました。
静岡市清水区で自動車販売会社を経営する男(42)は、2024年6月 会社の従業員の男性(当時33)に溺れるような事態を防ぐ注意義務を怠り、巴川に飛び込むよう指示し死亡させた疑いが持たれています。
村田彬 記者:
亡くなった男性は、働いていた会社の目の前にあるこちらの橋から巴川に飛び込んだとみられています
会社近くに住む住民:
ちょくちょく従業員を叱ったり、ケンカやったりしていたというのは聞いています
男性従業員は清水区三保の折戸湾で遺体で見つかり、溺死とみられています。
男は男性従業員に頭突きをした疑いなどで逮捕されていて、関係者によると今回の容疑を否認しているということです。
事件の経緯がこちらです。
2024年6月24日夜 男が「同僚が裸で川に飛び込み行方が分からない」などと消防に通報したことから、男が経営する会社の従業員の男性が行方不明になっていることがわかりました。
その3日後 警察は男を、男性従業員に頭突きをしたとして暴行容疑で逮捕。
同じ日に行方不明となっていた男性従業員が清水区三保の折戸湾で遺体で見つかりました。
死因は溺死と見られています。
そしてその後の捜査で、男が亡くなった男性従業員に巴川に飛び込むように指示したものの、溺れる事態などを防ぐ注意義務を怠り男性を死亡させたとして重過失致死の疑いで再逮捕しました。
警察は、夜間でかつ川の流れが速かったことなどから、溺れる事態を防ぐ注意義務を怠った、つまり予見義務と結果回避義務を怠ったと説明しています。
また関係者によると男は容疑を否認していて、男性従業員に複数回にわたって巴川に飛び込むよう指示し、その様子を撮影した動画を仲間と鑑賞していたということです。
警察は今後、男の身柄を検察庁に送りさらに詳しく調べる方針です。
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