連日暑い日が続く中、夏のレジャーの定番海水浴場に異変が起きています。静岡県南伊豆町の海水浴場では海水浴客が減り、海の家の売り上げが減少しオーナーは頭を悩ませています。

日差しが照り付ける中、海水浴を楽しむ観光客たち。

毎年4万人以上の海水浴客が訪れる南伊豆町の弓ヶ浜海水浴場です。

白い砂の広いビーチが人気で、日本の渚100選にも選ばれています。

夏の海水浴シーズンを迎え、家族連れなども多くコロナ前のにぎわいが戻ったかのように見えますが…。

砂浜にはテントなどがなく人のいない場所が目立ちます。

海の家 ハングリーズ・保坂満久 オーナー:
例年よりやっぱりこの時期にとってはお客さんが少ないような感じは受けます

例年砂浜を埋め尽くす海水浴客ですが、2024年はまばらです。

原因は連日続く暑さとみられています。

東京からの海水浴客:
暑いですね。暑いけど夏を感じたかったので来ました

東京からの海水浴客:
この暑さは耐えきれないほどすごく暑くて大変です

埼玉からの海水浴客:
(暑いので)来るのにちょっと勇気がいる感じがします

アスファルトや砂浜は裸足で歩けないほどの熱さに。

冷たくて気持ち良いはずの海水も、この日は29℃と高くなっていました。

海の家のオーナーも困惑しています。

海の家 ハングリーズ・保坂満久 オーナー:
例年より60%くらいの売り上げに今のところなっている。やっぱり気温が高くて出かける人が躊躇している

この海水浴場で約30年にわたり海の家を経営している保坂さん。

海の家 ハングリーズ・保坂満久 オーナー:
年々感じる。暑さにもかかわらず海からお客さんがいなくなってきてる状況は。30年ほど海の家やっているけれど、年々感じている

レジャーの多様化などで年々減り続ける海水浴客ですが、暑さがさらに追い打ちをかけています。

ビーチベッドやパラソルも空きが目立ち、かき氷や飲み物などの売り上げも望めません。

かき入れ時となるお盆休みに大勢の海水浴客が来てくれることを期待しています。

海の家 ハングリーズ・保坂満久 オーナー:
来てもらえばわかるが、気温は35℃以上と予報はいつも出ていて、実際浜に来てもらうとやっぱり海の風が涼しく感じるので、ぜひ一度海の方に来て欲しい

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