全国高校総合文化祭の美術・工芸部門の生徒らに声をかけられる秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さま=岐阜市の岐阜県美術館で2024年8月1日午前10時33分、兵藤公治撮影

 秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さまは1日、岐阜県で開催中の第48回全国高校総合文化祭(総文祭)の展示やパフォーマンスを見学し、芸術や文化活動に取り組む高校生と交流された。

 大垣市のホールでは、即興で生け花をして対戦形式で出来栄えを競う「花いけバトル部門」を見学。生徒が5分の制限時間内で作品を仕上げる様子に拍手を送った。その後の懇談で、悠仁さまは「ペース配分はありますか」と尋ねていた。

 また、岐阜市の県美術館では「美術・工芸部門」の展示を鑑賞した。生まれて間もないいとこを抱いた時の経験を絵画にした県立各務原西高3年の堀真琴さん(17)が「(赤ちゃんは)柔らかくて、小さくて周りの人を笑顔にしていた」と説明すると、秋篠宮さまは抱っこする仕草をしながら「赤ちゃんって気持ちいいですよね」と話した。悠仁さまは「光の反射はどういうふうに表すのですか」と質問していた。

 総文祭の見学終了後、関ケ原町の岐阜関ケ原古戦場記念館も訪問し、展望室で関ケ原の戦いに参戦した武将の陣があった場所について解説を聞いた。秋篠宮さまは「(陣は)基本的に平地より高い所が良いわけですね」と尋ね、悠仁さまは「(合戦)当時はどんな感じだったのですか」と興味深そうな様子だった。【高島博之】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。