今年7月、白山市役所と市内の公園に爆破予告のファックスを送ったとして逮捕された白山市役所職員の男が、同じ日に、爆破予告していた白山市内の公園のあずまやに放火した疑いで再逮捕されました。

非現住建造物等放火の疑いで再逮捕されたのは白山市菜の花(なのはな)3丁目の白山市役所の職員、本保浩太(ほんぼ こうた)容疑者(34)です。

警察によりますと本保容疑者は今年7月、白山市の松任総合運動公園にある木造平屋建てのあずまやに放火し柱や座面などおよそ1.4平方メートルを焼損させた疑いがもたれています。警察の調べに対し本保容疑者は「あずまやを燃やしたことに間違いありません」と容疑を認めています。

本保容疑者は放火した日に白山市役所に対し、市役所と松任総合運動公園を爆破させると書いたファックスを送ったとして、威力業務妨害の疑いで逮捕されていました。

私生活や仕事の悩みから犯行に及んだなどと話しているということです。

警察は爆破予告と放火の因果関係について詳しく調べています。

白山市の田村敏和市長は「誠に遺憾であり、改めて市民の皆様に不安とご迷惑をお掛けしたことに対し、心からお詫びを申し上げます。本件については、現在、警察において捜査中であり、現時点で詳細がわかっておりません。引き続き、警察の捜査に全面的に協力していくとともに、今後明らかになる事実関係等を踏まえ、威力業務妨害の案件と併せて、厳正に対処してまいります。今後、二度とこのようなことが無いよう、市民の姿勢に対する信頼回復に向け、職員の綱紀粛正及び服務規律の徹底に努めてまいる所存です」とコメントしています。

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