福岡県柳川市で、28日午後、民間のヘリコプターが墜落し、2人が死亡した事故から一夜が明けた29日、事故原因の本格的な調査が始まりました。

28日に福岡県柳川市で墜落したヘリを12年前に視聴者が撮影した映像には、白が基調のボディーに赤いラインが描かれ、軽やかに旋回しながら着陸する様子が映り、『JA779N』の文字も確認できます。

28日午後4時10分ごろ、福岡県柳川市昭南町の田んぼで「ヘリが墜落した。白っぽい煙が見える」と110番通報がありました。

警察などによりますと、このヘリは、佐賀市の民間航空会社「エス・ジー・シー佐賀航空」のもので、現場からは2人の遺体が見つかりました。

◆近くに住む女子中学生
「ドドドドンという音がして、窓から外の様子見たら煙が出ていた」

一体、ヘリに何があったのか?

28日午後1時半ごろ、墜落したとみられるヘリコプターを大分県日田市付近で視聴者が撮影した写真。

機体には、50歳の男性パイロットと70歳の男性整備士の2人が乗っていました。

ヘリは、午後3時半に大分県日田市中津江村での遊覧飛行を終えて、佐賀空港に戻る途中で連絡が途絶えたということです。

「エス・ジー・シー佐賀航空」所有の機体を巡っては、2004年12月、佐賀県沖の有明海にヘリが墜落し、パイロットら3人が死亡する事故も起きていました。

◆記者リポート
「午後4時前です。国の運輸安全委員会の調査官と警察が現場に入り、機体の一部と見られるものを入念に調べています」

国の運輸安全委員会は、29日、調査官を現場に派遣。

墜落した機体の状況などを直接確認しました。

警察などとともに、事故原因の究明を進めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。