子吉川が氾濫し多くの住宅が水に浸かった秋田・由利本荘市の森子地区では29日、住民が水に浸かってしまったテーブルや電化製品などを運び出していました。

子吉川の目の前の住宅は、水に浸かった家具などが全て運び出されて、何もない状況でした。

秋田県と山形県では先週、2度にわたって線状降水帯が発生するなどして、記録的な大雨に見舞われました。

山形・新庄市では25日深夜、救助要請を受けて現場に向かっていたパトカーが流され、警察官2人の行方が分からなくなりました。

翌日、玉谷凌太警部補が見つかり、死亡が確認されました。
そして28日、服装などから、もう1人の警察官とみられる男性が見つかり、遺体の身元確認が進められています。

山形・酒田市では、増水した荒瀬川に流されたとみられる86歳の女性が行方不明となっていて、29日も捜索が続けられています。

これまでに山形、秋田両県で3人が死亡し、今も3人の行方が分からなくなっています。

29日から、公的な支援を受けるために必要な罹災(りさい)証明書の申請受付が始まり、酒田市役所には被災した住民が訪れていました。

申請に来た人:
床上、家具の高さまで浸水。もう住めない状態。

今回の大雨で、JR奥羽本線の線路ののり面が崩落したため、この区間を走る山形新幹線は山形-新庄間の運転を8月中旬ごろまで見合わせるということです。

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