インド太平洋地域の若手研究者などが、7月23日、宮城県石巻市の震災遺構大川小学校を訪れ、被害や復興状況などの説明を受けました。
石巻市の職員
「ここで津波の後に残ったのは、この学校とそれから診療所の二つだけです」
石巻市の震災遺構、大川小学校を訪れたのは、オーストラリアやフィリピンなど、インド太平洋地域の若手研究者など14人です。
この取り組みは東日本大震災について学んでもらい未来の防災につなげようと、外務省が所管する独立行政法人、国際交流基金などが企画したものです。
大川小学校では東日本大震災の津波で児童74人、教職員10人が犠牲となり、校舎は、あの日を伝える震災遺構として保存されています。
参加した人たちは市の職員から震災当日の様子や普段から備えることの大切さなどについて説明を受けていました。
フィリピンから参加
「これはフィリピンやフィリピン人も学べることだと思います。災害からの学びを得て災害に対する対応や準備、そして減災、復興に役立てることができると思います」
一行は、24日以降、神戸市にある阪神淡路大震災の記憶を伝える施設、「人と防災未来センター」などを視察し、帰国後、それぞれの母国の防災に生かしたいとしています。
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