全国各地で目撃されている高級車泥棒。
東京・足立区の住宅街では、最新・最恐の手口で盗まれました。

17日の午前0時、防犯カメラが2人組の車泥棒を捉えました。

1人はキャップ、もう1人はフードをかぶっています。

隣の家の敷地から塀をよじ登ると、防犯カメラの死角で何やら作業を開始。

そして約20分後、鍵が開いたことを知らせるライトが点灯。
1人が乗り込むと、そのまま走り去ってしまいました。

盗まれた車は約1600万円。

被害に遭った男性は「まさかという感じ。よくテレビで見てたが、うちも!という感じ。家族の1人がいなくなったような感じ」とショックを隠せません。

専門家は、防犯カメラの映像や犯行時間から、最新の手口だと分析します。

自動車生活ジャーナリスト・加藤久美子さんは「今猛威を振るっている“ゲームボーイ”を使った手口かなと。スペアキーも短時間で作って、(傷つけることなく)きれいに盗む」と話します。

“ゲームボーイ”とは、2024年に入ってから登場した最新のツール。

車から出ている信号を利用して、ドアを開けたり、エンジンをかけられるといいます。
本来はスペアキーを作るために開発されたものです。

被害に遭ったのは雨が降る未明の時間。
この直前、防犯カメラに映る怪しげな車。

下見をしているのでしょうか、雨にもかかわらず、窓を全開にして通り過ぎる車が確認できます。

さらに、2人組が犯行に及んだ理由について、自動車生活ジャーナリスト・加藤久美子さんは「(音が目立たない)大雨だったり、豪雨とか、あと風が強い日。比較的そういう日に集中して盗まれるケースが今までの例だと多い」と話しています。

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