飲酒運転による事故で男子高校生をはね、死亡させた罪に問われている男の初公判が、16日に開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。

危険運転致死の罪で起訴されているのは、福岡県大牟田市の無職・井上雄二被告(62)です。

起訴状によりますと、井上被告は、今年1月、飲酒した状態で車を運転し、時速90キロ以上で交差点に進入して原付バイクと衝突し、バイクを運転していた高校生の山下和眞さん(当時17)を死亡させたとされています。

井上被告は逮捕当時、「酒を飲み終えてから15時間以上経っていたのでアルコールは抜けていると思った」と供述していました。

福岡地裁で16日に開かれた初公判。

井上被告は、証言台の前で仁王立ちした上で、起訴内容の一部を否認しました。

◆井上被告
「違うところは速度と飲酒ですね。他はだいたい…はい」

検察側が逮捕当時、井上被告の呼気から基準値の4倍近いアルコールが検出されたと指摘した一方、弁護側は「アルコールの影響で運転操作に支障は生じていなかった」などと真向から否定しています。

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