■トラックと空港急行が衝突
南海電鉄の電車とトラックが大阪府忠岡町にある踏切の中で衝突する事故があり、南海線の一部区間や空港線、特急ラピートなどが運転を見合わせていましたが、午後3時半ごろ全線で運転が再開されました。
警察などによると、11日午前10時すぎ、忠岡町忠岡東3丁目の堤防にある南海線の踏切で、トラックと関西空港発なんば行の空港急行の電車が衝突する事故がありました。
■トラックの運転席の「ルーフ」に「遮断棒」が引っ掛かる
南海によると、トラックが踏切に入った際、運転席の上の「ルーフ」に下がってきた『遮断棒』がひっかかったことが原因で踏切内で立ち往生しました。
電車の運転士がトラックに気づき非常ブレーキをかけたものの間に合わず衝突したということです。
■ケガ人なし「衝撃がすごかった」と乗客
乗客およそ400人とトラックの運転手にケガはなく、事故の後、乗客は近くの泉大津駅まで線路上を歩いて移動したということです。
通勤のために電車に乗っていた乗客の男性は「トラックが窓側に急に見えて、トラックと電車がこすりあって『ガガガガ』って。みんな『キャー』っていうぐらい衝撃がすごかった」と話しました。
■午後3時半ごろ運転再開
この事故の影響で南海線の一部区間や、空港線の全線と特急の「ラピート」と「サザン」が運転を見合わせましたが、午後3時半ごろに運転を再開しました。
電車131本、およそ6万人の乗客に影響が出たということです。
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