2023年11月に鹿児島県・屋久島沖で米軍輸送機オスプレイが墜落した事故を受け、熊本県益城町の陸自高遊原(たかゆうばる)分屯地に駐機していた陸自オスプレイ1機が19日にも飛行を再開することが県などへの取材で判明した。
九州防衛局は佐賀県吉野ケ里町の陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地に駐機する1機の飛行も再開する方針で、この機体は20日にも高遊原に移動する。当面は安全確認のため熊本周辺で計2機が飛行する見通しだ。
12日に九州防衛局が熊本県に計画を説明した。県は事故の再発防止の他、住宅地上空や低空での飛行を避けるよう求めた。2機は分屯地に駐機して不具合がないか確認し、順次、暫定配備されている千葉県の陸自木更津駐屯地へ戻る。
事故後、米軍は全オスプレイの運用を一時停止していたが、3月14日に再開。陸自も同21日に木更津駐屯地での飛行を再開した。【中里顕】
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