今後も予想される暑さからどう農作物への被害を防ぐか?福島県などが6年ぶりに「高温対策会議」を開いた。

福島県農業振興課・遠藤嵩寛課長:「長期予報では、夏の高温が予想されています。
また、会津地方の一部では、冬の期間の積雪が少ないという事もありまして、水不足が懸念されている状況でございます」

福島県内では2023年、猛暑の影響から一等米の割合が76%と過去10年の中で最低に。会議ではコメの高温対策として、田んぼの土を湿らせ水分がある状態を保つことなどが示された。

梅雨入り前、県内各地で暑い日が続いた6月。5つの地点で平均最高気温は平年に比べて2℃高く、さらに降水量は、いわき市小名浜で46%ほどと各地で少なくなった。
この影響もあり、県内の主要なダムの貯水量も平年比で86%とやや少ない状況だ。

福島県農業振興課の遠藤課長は「今のところ、大きな問題になったり、被害が出ている状況ではございません。このまま気象に応じた管理をして、品質の良いモノをしっかりと生産できるようになれば良いなと思っております」と話した。

県などでは会議で共有された対策を今後、農家に呼びかけていくことにしている。

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