名古屋市中区で今年6月、タクシー料金の一部を支払わず、応援に来た運転手に暴行を加えて逃げたとして、トルコ人の男が逮捕されました。

名古屋市中区栄の繁華街、住吉のタクシーで事件は起こりました。

運転手:
お客さん起きて。お客さん着いたよ。起きて、ウェイクアップ。

タクシーの車内で寝そべる男。

運転手:
1850円。全然足らん。

料金は1850円だったのに、430円しか支払わず外へ出ようとします。

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応援でかけつけた別の運転手に呼びとめられますが、突然、料金を支払わずに暴れ出しました。

運転手(通報の電話):
今逃げようとしています。走って逃げた、走って逃げた。

男は、勢いよく応援に来た運転手を両手で押して、現場から逃亡しました。

あれから24日が経ち7月3日、トルコ国籍の無職、テペ・ユヌス・エムレ容疑者(27)が強盗致傷の疑いで逮捕されました。

今回の事件が発生した直後、現場の運転手から連絡を受けたタクシー会社は、応援の運転手を速やかに現場に派遣し、2人で対応にあたりました。

フジタクシーグループの蓑島忠史管理部長:
お酒を飲んでおられたというところと、眠気を感じられていた。(運転手から)営業所に連絡が来て、現場の責任者を同行させた。

フジタクシーでは、無賃乗車などのトラブルがあった際に複数の人で対応し、1人で運転するドライバーを支える体制をとっているということです。

フジタクシーグループの蓑島忠史管理部長:
ドライバーたちは不安になってしまうので「続けられない」とか退職につながってしまうケースがあって、しっかりとそこは我々がサポートして守っていく。逃げ得は許されない、絶対に許しがたい行為ですよね。

警察によりますと、テペ容疑者は飲酒していたとみられ、調べに対し「捕まえられそうになった時に手をあげてしまったかもしれない」と供述しています。

(東海テレビ)

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