岩手県内の消防隊員が日頃の訓練の成果を競う救助技術の大会が、6月27日に矢巾町で開かれました。
この大会は救助の技術を高めようと毎年行われていて、2024年は県内12の消防本部から207人の隊員が参加しました。
競技は事故や災害などを想定した7種目で行われました。
阿部愛記者
「ビルの火災を想定した競技です。高さ2メートルほどの壁を人の力だけを使って登っていきます。すばやい動きがとても頼もしいです」
競技では速さに加え器具を正しく使っているかなど安全性も審査されます。
またマンホールなどでの事故を想定した種目では、7メートル下にいる人を4人で協力して引き上げるまでの速さや確実性を競いました。
2024年の優勝チームは開始から1分26秒で救助を完了させていました。
隊員たちは日ごろの訓練の成果を発揮しようと気合をみなぎらせて競技に挑んでいました。
一関市消防本部 松岡祐貴さん
「訓練は消防救助技術の基礎となるもので、それを生かし市民サービス向上を目指す」
各種目の上位チームは7月に青森県で開かれる東北大会に出場します。
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